Soleil / Jingumae Tokyo

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神宮前での美容室開業案件。複数人で美容室を運営する場合スタイリストとアシスタントで構成される事が多いが、このSoleilの場合はアシスタントを雇わず、スタイリストだけで運営していく事が決まっていた。1対1の細やかな接客で長時間滞在、高単価化を目指す経営方針である。そこで来客されたお客様には相応の体験が必要になるであろうと思い、全席を半個室化する事を提案。空間的な演出を施し、記憶に残る様な体験になる様に計画を進めた。具体的には等間隔に並んだパネルで各ブースを区分、席の正面を鏡にする事で空間を拡張している。ファサードから見た時のパネルの連続性と、各ブースに入った時の拡張されていく空間の連続性。異なる2つの見せ方を用意する事で動きの中で驚きを生み、サロンでの体験をより特別なものにする試みである。各ブースでは合わせ鏡の状態になるが、鏡面にシートによるフレームを設ける事で視線を制御。映像の歪みや情報量の抑制を図っている。